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北海道日高沖銀毛鮭【銀聖】 定置網漁

定置網の仕組み

当社の定置網は、日高沖約2kmに網入れするもので、 岡網(陸側)たて30m横160m、水深18m、沖網たて23m横230m、 水深30mと大きなもので、岡、沖それぞれの網の前に手網という鮭を定置網に誘導する網を700mの長さで仕掛けます。

形は、菱形を横並びに重ねた様になっており、鮭は、手網に誘導され、定置網に向かって泳ぎ、 左右に広がる定置網の中へ入り、さらに奥へ進むことにより、 たまりと呼ばれる一番奥の網の中から外へ出ることができず、 刺し網、流し網とは異なり、生きたままで、たまりの中を泳いでいます。

定置網が建網と呼ばれるのは、網を建てて、大きな袋状のものを作り、その中へ鮭を誘導して、 生きたまま漁獲するためです。定置網は、一度網入れした後も、その維持管理に細心の注意が必要となります。 特に潮の流れによる変化に気を配り設置しています。

網上げ ~ 銀毛鮭を、定置網 から 自社船 へ

漁は、春網5~7月(時鮭、本ます)、秋は9~11月(銀毛鮭)に行い、 漁期中、自社船「漁吉丸」で、毎朝、日の出前に出漁の準備として、 漁獲した鮭の鮮度を守るため、船倉に水氷をはり、船出。 船は約20分ほどでたまりに着き、網上げを始めます。 網上げの際も一度に多くの鮭を揚げずに、魚体を傷つけることのないよう、 注意を払っての作業となります。約2時間ほどで、岡、沖の網を揚げ鮭は、タンクの中へ、 生きたまま浦河港へ戻り水揚げとなります。

水揚げ ~ 銀毛鮭を、自社船 から 自社加工場 へ

通常水揚げは、漁協の市場へ揚げるのですが、当社は、自社工場前の岸壁に選別の施設を置き、 銀毛鮭、ブナ鮭に手際よく分けて、ブナ鮭は市場に出荷します。 選別した銀毛鮭は、水氷したタンクにとり、計量後、目の前の自社工場にそのまま搬入。鮭が地面に 触れることなく、生きたままの鮮度を保っての処理ができます。

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